ブランドメッセージへの投票受付中です!3案は以下の通りです。

・喜びの、おひざもと。
・喜びに真剣なまち
・昨日の自分を超えるまち。

投票はこちらから行えます
投票受付は3月13日(水)までです。

今回は、候補案がどのようにして検討されたのか、詳しくご説明します。
メッセージを検討するにあたり、「大多喜町ならではの生活や文化、特徴をできるだけ広く伺う」こと、「集まった言葉を深く議論して背景を探る」ことのバランスを重要視しました。

ヒアリングシート・アンケート

「大多喜町ならではの生活や文化、特徴をできるだけ広く伺う」ため、ヒアリングシートは、インターネットおよび印刷物で調査をしました。
様々な立場の方々から、有効回答数 件もの回答をいただきました。
改めまして、ご協力いただき誠にありがとうございました。

まず、ご自身で考える「大多喜町で思い浮かぶもの」を言葉の候補からチェックを入れていただきます。
この候補は、第0回セミナーの参加者から集められたものです。
そして、選んだ言葉の中から、特に思い入れのある言葉を選択し、そのエピソードを記載する流れです。
インターネットのアンケートでは「大多喜町に在住したことがなく、観光やビジネスで訪れたことがある」という人にも向けて調査をしました。

結果は以下の通りです。

ヒアリングシート結果

詳しい結果は、こちらのPDFファイルもご覧ください。

「大多喜城」「いすみ鉄道」がそれぞれ1位や2位になりました。
しかしながら、大多喜町に在住している方やこれまで住んだことがある方がよく選択していた「たけのこ」に関しては、観光やビジネスで訪れた人は選択があまりされない結果になりました。
「大多喜城」「いすみ鉄道」は在住に関係なく大多喜町に馴染み深く、「たけのこ」に関しては大多喜町在住の人だけが馴染み深いといえます。

大多喜城のエピソードは「歴史があるところに住んでいると、誇りに思う」「わざわざ行ったりはしないが、どこからでも見えるので散歩の際に必ず目印にする」といった、大多喜町のシンボルとして認識しているものが多く見られました。
中には、「帰路、大多喜城を見ると無事に帰ってきたと安心する」というエピソードもあり、大多喜町の人々にとっては、お城以上の存在であり、大多喜町の一員として捉えている回答も少なくありませんでした。

いすみ鉄道のエピソードは、「車窓が綺麗で写真に撮りたくなった」「休日は観光客が増えたと実感する」といったエピソードと、「始発の音を聞くと、今日も朝が来たと思える」「学生時代に毎日お世話になった」というエピソードの、地元の足としての回答と観光の担い手としての回答の二面性があるのが特徴的でした。
「駅で友達と語りまくった」というエピソードは、なかなか都心部では聞かれることがないものであり、興味深く感じます。

たけのこのエピソードは、「おばあちゃんと一緒に食べたことを思い出す」「おばあちゃんと一緒に食べたことを思い出す」といった、生活の中に溶け込んだエピソードがほとんどでした。
「年に一回、親戚で集まりタケノコ掘り会をするのが楽しみ」というエピソードは、タケノコ掘りが単なる体験ではなく人生の楽しみの一つとして存在していることを示しています。

ワークショップ

続いて、ワークショップです。
「集まった言葉を深く議論して背景を探る」ため、ヒアリングシートやインターネットで集められた結果を元にしながら、段階を経て議論を行いました。

第0回のセミナー、ワークショップでは、大多喜町と聞いて思い浮かぶ言葉とそのイメージを参加者の方々から集めました。
実際の様子はこちらからご覧いただけます。

第1回のワークショップでは、大多喜町と聞いて思い浮かんだ言葉から、具体的なエピソードや関連した物語を実際に議論しました。
「大多喜城」「大多喜ならではの自然」「たけのこ」という3点を議論した結果、具体的なエピソードが様々集まりました。
実際の様子はこちらからご覧いただけます。

そして、第2回のワークショップでは、ヒアリングシートの結果、そして第1回で集まったエピソードの結果から、大多喜町はどのような人を満足させられるのか、幸せにできるのか、を検討しました。
ペルソナと呼ばれる仮想の人物を検討し、その人が大多喜町の資源や魅力をどのようにして体験するか、具体的な物語として紡ぎました。
実際の様子はこちらからご覧いただけます。

最終回の第3回のワークショップでは、これまでの結果を総まとめし、「大多喜町に似合う価値観」を議論しました。
プロジェクトの運営メンバーが検討をした、20個あまりのキーワードをその理由とともに掲示し、参加者が投票。投票数が多かった言葉について、大多喜町に絡めながら自由に議論をし、最終的に4つの「縁起がいい」「成長」「探究心」「調和」というキーワードが価値観として決定しました。
実際の様子はこちらからご覧いただけます。

メッセージの検討

これらすべての結果を基に、メッセージを実際に検討しました。

まず、「大多喜」という言葉そのものに着目しました。
大多喜という名前は唯一無二であり独自性があります。そして、「大きく」「多く」「喜ぶ」という大変縁起のいい町名でもあります。
第3回の議論でも、喜びは勝手にはやってこない、探さないといけないという意見がありました。人は悩んだり、考え込んでしまうことも多々ありますが、それは最終的に「喜ぶ」ためのものです。
このことを大切にするべきではないかと感じました。

次に、「大多喜城や城下町、本多忠勝」という資源です。
シンボルとして存在している大多喜城や城下町、その城主である本多忠勝という言葉は多く議論されました。
しかしながら、「負け知らず」や「勝ち続けた強さ」というイメージは、あまり議論されなかったことが印象的でした。
強い、勝つというイメージは、誰かを負かしてしまうことにつながり、強烈なイメージを抱くこともあります。
これは町全体の雰囲気とは少し異なるせいではないでしょうか。
しかしながら、多く議論されたことは事実であり、ヒアリングシートの結果からも、大多喜町のシンボルであることは間違いありません。ストレートにイメージを伝えるのではなく、別の言葉に置き換えた上で使用すべきと考えました。

次に、「穏やかさの中にある強さ」です。
いすみ鉄道を思い起こし、そこから穏やかさ、のどかさをイメージする結果が多く見られました。
しかし、観光客やメディアで見掛ける回数が増えたことを実感するというエピソードは伸びゆく強さを感じさせ、また「毎朝、鉄道を守る人たちが働いている姿を見て感謝している」というエピソードは、早朝から働く人の強い決意や行動を感じさせます。
町全体も、のどかさを感じさせる風景が広がっていますが、ワークショップで意見を発表する際の表情や、いかにして自然を守るか、悪さをする野生動物をどうするのか、といった点を語る際の表情から、どことない強さを感じました。
この強さを、上記の資源と同様に直接の表現ではない別の言い方で表現すべきではないか、と考えました。

最後に「たけのこ」です。
大多喜のたけのこは地層が他とことなるため、他とちがう美味しさのものが育つという点や、「食卓に並んだ時に季節を感じる」「親戚や知人と年に1回タケノコ掘りをするのが楽しみ」というエピソードは、都心部では絶対に聞かれないため、たけのこのイメージを訴求する必要があると感じます。
そしてたけのこの「チロシン」は脳や神経を活発にし集中力を高めると言われており、この効能も「強さ」を感じさせます。

完成した3案と詳しい理由

上記の結果や考えから、200案以上の候補作を検討し、以下の3案を候補に絞り込みました。

・喜びの、おひざもと。
喜びは尊いものであり、人生に欠かせないものであり、追求しなければならないものです。
人が悩み、苦しんでいるのも、全てはこの「喜び」のためではないでしょうか。
「大多喜町」という縁起の良い名前を冠したこの町で、日々喜びを追い求めて生活していることを表現しました。
そのため喜びを上位概念とし、そして「お膝元(おひざもと)」という表現を用いることで、大多喜城の城下町であることをさりげなく示しています。

・喜びに真剣なまち
喜びは尊いものであり、人生に欠かせないものであり、追求しなければならないものです。
人が悩み、苦しんでいるのも、全てはこの「喜び」のためではないでしょうか。
「大多喜町」という縁起の良い名前を冠したこの町で、日々喜びを追い求めて生活していることを表現しました。
ワークショップを開催した際に、笑顔よりも真面目な顔で語っている住民の姿がとても記憶に残っており、そこから感じた探究心を表しています。
また仕事、家事、スポーツといった具体的なものに真剣であるという表現はよく見られますが、「喜び」という感情に真剣であるという表現をすることで、独自性を出しています。
そして「真剣な」という言葉は、苛烈なイメージよりも内に秘めた真面目さを表しており、同時に戦いや城下町という点についてもさりげなく示しています。

・昨日の自分を超えるまち。
大多喜城、本多忠勝の強いイメージを「勝つ」という表現を用いずに「超える」という言葉で表現しました。
誰かを負かすのではなく、この街に関わる全ての人が自分自身に強くあってほしいという願いを込めています。
歴史を大切にしつつ、それに甘んじず、日々成長していきたいという大きな決意でもあります。
大多喜城・本多忠勝というシンボルが大多喜の人々の背中を押してくれます。
この町からどこかに出かける時、山が、海があります。
それは大多喜町との境界であり、越える時に人は「今日も頑張ろう」という小さな決意を抱きます。
町の名産であるたけのこは、驚くほど伸びる力があり、毎日伸びゆく姿は、壁を越える強さを思い起こさせます。

以上です。
これまでの経緯や結果について、細かくご説明しました。
多くの方々にメッセージに投票いただければと思います。

投票はこちらから行えます。
簡単に投票できますので、よろしくお願いします。